Q&A

すい臓がんの早期発見は難しいのでしょうか?

初期は自覚症状がなく、すい臓が消化器の最も奥にあることから、CTや超音波などでしか見つけられず、早期発見が難しいといわれています。下記の症状がみられることがありますので、自覚症状や気になる症状がある場合は早めに検査を受けるようにしましょう。

  • 腹痛
  • 胃や背中が重苦しい
  • 食欲不振、下痢
  • お腹が張る、腹水
  • 糖尿病の悪化

※詳しくはこちら「すい臓がんのこと」

現在進められているすい臓がん治療方法を教えてください。

主な治療法は「手術」、「化学療法」、「化学放射線療法」の3点です。

  • 手術:がんの発生部を切除する
  • 化学療法:薬剤を投与する(薬物療法、抗がん剤治療とも呼ぶ)
  • 化学放射線療法:化学療法と放射線療法を併用する

どの治療法を選択するかはステージによりますが、いずれの場合も医師によく説明を受け、ご自分の希望も遠慮なく伝え、納得のうえで治療を受けましょう。
※詳しくはこちら「治療のこと」

食欲がなく、食事が喉を通りにくい場合、どのようなものを食べればよいのでしょうか。食事の工夫について教えてください。

食欲不振については、すい臓がん自体が原因となるものから、手術や化学療法の影響までさまざまな原因が考えられます。食事を少しずつ何回かに分けたり、栄養バランスを考えたり、個々に合った工夫をしていく必要があります。

適用される保険などについて知りたいです。

治療費や生活費など経済的な面で悩みを軽減するための医療費の助成制度がございます。大きく分けて3つございますので、ご自身に合ったものを検討しましょう。

  1. 窓口での支払額が後日戻る制度
  2. 窓口での支払いが少なくなる制度
  3. 税金の支払いが少なくなる制度

※詳しくはこちら「治療費の支援」

家族がすい臓がんになりました。どのように支えてあげればよいでしょうか?

近年の新しい治療法の開発などでこれまで通りの生活を続けられる患者さんも増えています。そこで、症状に合った治療法・軽減方法を選択することが重要になるため、患者さんの痛みや不快な症状・不安を細かく担当医・看護師に伝える必要があります。
ご家族の方は患者さんにとって話をしやすい身近な存在ですので、親身に話を聞いてあげましょう。
また、正しい知識を得ることで気持ちが楽になるという研究結果も報告されておりますので、病気について話しやすい環境をつくるだけでも患者さんの支えにつながります。